2011年8月3日 休みの日記「有珠山」 [北海道]
2011年8月3日 水曜日 晴
極上の自由を手に入れた日だった…
誰の縛りもなく、私の周りに流れる時間は私だけの為にある
そんな「自由」のある日であった
家族も友人も仕事
普段なら、別の日に休みを取るであろうが
この日は、自由を楽しみたかった
そして、基本的に我がままな私は
たまには、そんな我がままを叶えてあげるのも良いかなとも思った。
ここ最近の休みは一ヶ月に2回ほど
休めない程の忙しさではなく
休める“余裕”の無い日々
それが一番辛い…
「何をやってるのだろう…」と思う毎日
何も変えられない自分自身を
ただただ、苛立ちだけが体中に纏わり付いていた
苛立ちを開放できない不器用さに
私の体の中枢は、全ての感情を静穏化しようと
喜怒哀楽の扉に、たくさんの鍵を掛けようとしている
それだけは避けなくてはならない
私は、心の扉の鍵を求めて走り出した・・・
向かう途中に立ち寄った樽前山より・・・
支笏湖を望む
実は、ここまでで早くも一つの失敗に見舞われていた
夜が明ける前に、私は東に向かう予定だったが
疲れに取り憑いた睡魔に、パソコンの前で朝まで眠らされていた…
射光カーテンの隙間から微かに漏れる朝の光に苦笑いがこぼれた
すぐさまシャワーを浴びながら
今日の予定変更のプランを考えた
プラン?
まあ、そんな大そうなものではない
ただ、どの方向に向かうかだけなんだけど…
私だけが行きたい場所
家族に気兼ねなく、一人だからこそ行ける場所に行きたい…
思い浮かんだのは「有珠山」
火山好きの私が行きたかった場所
学校の何かの行事に訪れた事はあったけど
たぶん、その後に訪れた記憶は無かった
近年、パワースポットとして有名になり
つい先日には「そうべつ星まつり2011」なども行われた
もちろん行けなかったけども…
昨年までの事は知らない
でも、今この観光地に飛び交う言葉は、ほとんど日本語
騒々しさが嫌いな私には、この上なく好条件なのだけど
洞爺湖を含め、この地を活かす為には、少し寂しいのかも知れない
久しぶりにロープウェイに乗り、頂上までの約6分間を静かに過ごす
見る限り、一人で来てるのは私だけ
本当は、少し寂しく思うのだろうけど
一人の自由さが、とても心地よく思えた
ただ、関西方面から来られたと思われる、このカップルには
この日、後にも先にも唯一少しだけ羨ましさを感じさせられました
まだ、しっかり絡み合ってる、一つの愛の形を見ました。。。
私といえば、一人黙々と先に進み
誰も居ない道を、ずっと先にある展望台に向かっていました
急な長い階段を下り
これより山道と思われる場所に差し掛かると
急に、この先が不安になった
カメラ以外は手ぶらの私
水分を買うお金は持っていたけども、もちろん買う場所も無い
自然に暮す者以外は、誰も居ない登山道
私が感じたい自然の息吹に、少しでも近付くには
この日の私は、少し無知な者の一人であったみたいだ…
出来る事なら、山が彩付く頃にでも近付きたいと思った。。。
久しぶりに、立ち止まる程に息を切らせ、足が先に進まなくなるような階段を登り
次は洞爺湖側の展望台に向かう
休憩を兼ねて、遠くを眺めながら一息つき
昼と夕方の狭間、誰よりも汗まみれでロープウェイを下る中で私は
「今日のメインを何処で迎えるか」
ただ、ソレだけを考えていた
私にとって、この上なく至福の時の為に・・・
この続きの夕景は Style Sunset にてUPしたいと思います。。。