函館の夕景「2011年5月5日」 [北海道]
前回の続きです^^
約束の時間まで、このまま眠り続けても良かった…
車のシートを倒し
そこで目を瞑る私を
傾きかけた太陽が射し込み
誘惑するように、全てを色付ける
そして目が覚めた
33時間のうち2時間あまりの仮眠から生まれた
負けて当たり前のような睡魔に打ち勝った瞬間でもあった
「これは悪魔が私に掛けたトラップかもしれない…」
そんな事が、少しばかり頭を過ぎったが
私から溢れ出る欲求の渦に飲み込まれていった
気が付けば、私は西に車を走らせていた
何処で?
あまり詳しくない土地で
そんな無駄な問いを必死で考えながら
与えられた、ほんの僅かな時間を楽しむため
古くなったカーナビの地図を動かし
見知らぬ場所にセットする
どんな場所なんだろう?
どんな夕景で私を出迎えてくれるのだろう?
でも、本当にソコで夕景がみれるのだろうか!?
そんな期待と不安を胸に抱え
私は西に向かう。。。
辿り着いた場所で出迎えてくれた夕景は
函館らしい一面を見せてくれる
私のお見立ては間違ってはいなかった
そんな自己満足の気持ちと
目の前に広がる、たまにしか観れない贅沢な夕景が
私の心を満たす
ここに居られる時間の少なさが
この上なく残念に思える
このまま、あの太陽が沈みきるまで…
辺りが夜の色に変わるまで…
私は居たいと思った
昔、この地に住むチャンスがあった
そのチャンスを生かす事が、幸せだったのか不幸だったか解らない…
でも、この地の美しさと共に生きていけた事は
決して不幸と思う事は無かっただろう
ただ、一つの大切な出逢いが訪れない不幸を除けば…
さぁ~って帰りまっか~
ホントはこの日、松前にも行く予定でした
でも、やっぱり日帰りスケジュールでは無理なのかな
今年も断念しました。。。
そして帰りは…本気で眠かったです…
運転しながら「寝言」を言ったくらい眠かったです(笑)
仮眠しても仮眠しても睡魔に勝てず
家に辿り着いたのは6日のAM2時過ぎでした…
歳ですね。。。